小学部

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「私たちの生活の中に広がる小さな世界」

投稿日2018/12/14

12月1日に,私立小学校造形展に展示する全校作品「私たちの生活の中に広がる小さな世界」を制作しました。普段何気なく使っているコップや靴下,手袋などの日用品を何かに見立て,グループ全員の創造力を合わせて小さな世界を表現しました。

制作は1年生から6年生までの,5・6人から成る80の縦割りグループで活動を進めました。各グループのリーダーは,主に6年生が務めました。今回の活動におけるリーダーの目標は,「全員で協力して自分たちらしい素敵な作品をつくる」です。その目標を達成するため,事前にメンバーの顔合わせや,作品のアイデアを出すための話し合いの進行,当日に向けての活動計画書の記入などを行いました。

これまで,ディズニーランドでの校外学習や,秋祭り集会といった縦割り班での活動で,最上級生としての自覚を学んできました。これまでに学んできたことや「思いやり」の心を大切にし,最後の縦割り活動に責任をもって取り組みました。

活動が始まり,まず6年生は,事前の話し合いで出たアイデアを一つにまとめた設計図を見せ,活動の計画を説明しました。誰が何を何でどのようにつくるかが,分かりやすく丁寧に計画書にまとめてあります。上級生は計画書を見ながら,下級生の制作を支えました。下級生は上級生のお姉さんと共に,のびのびと造形活動を楽しんでいました。

制作が進むと,「もっとこうしたい」「こんな世界にしたい」という素敵な声が出てきました。そのような意見が出ると,上級生がその意見を生かし,さらに素敵な作品になるよう活動を進めてくれていました。

作品が完成したグループの作品をすべて机に並べると,一つ一つのグループのアイデアや創意工夫が見られるとあって,たくさんの児童が楽しそうに作品を鑑賞していました。

完成した80の作品は,1月に行われる私立小学校造形展にて展示いたします。展示の方法は,5年生の美術クラブがアイデアを出し,5年生が展示に必要なものを自分たちで考えて制作しました。展示では,80の小さな世界がまとまって,ひとつの大きな世界に表現されます。一つ一つの作品や展示方法なども楽しんでご鑑賞いただけたらと思います。