中学2年生は伊勢志摩へ、2泊3日の研修旅行に行きました。
中2編集委員より、研修旅行の様子やそこで得られた学びについて報告します。
名古屋駅で新幹線を降車し、まずは名古屋城を見学しました。

名古屋城の内部は「金」を沢山使っていたこと、城が高い石垣と深い堀を作ることで敵から襲われても守り抜けることがわかりました。
昔の人は小柄だったということを天井の低さから実感しました。
また、昔の台所は座ったり立ったりする作業が多く、今の台所は立っていろいろと便利に作業ができるようになったと思いました。
この見学で考えたことは、昔の人は今と比べて、いろいろなことが不便で大変な生活をしていたのだということです。
ただ、昔は今と違って、ストレスが少なかったのではないかとも思いました。
次に、トヨタ産業技術記念館を見学しました。
ここでは、大正時代からの繊維技術や、どのように自動車が作られていたかなどの工夫を知り、ものづくりの楽しさを学びました。


2日目は伊勢神宮を参拝しました。
伊勢神宮に着くと、その静けさと空気のきれいさに驚きました。
正宮の前に立ったときは、建物の大きさや雰囲気にものすごい迫力を感じました。
ガイドの方の説明を聞きながら、朝日がはまる鳥居や鳥居に付いている榊などを見ました。
何百年も前から伝統が続いていることを実感して、とても心に残る場所でした。

鳥羽水族館ではさまざまな動物を見ることができました。
特に印象に残ったのは、ラッコ、カワウソ、スナドリネコの3種類の動物です。
ラッコは水の中で器用に貝を割って食べていて、その姿がとてもかわいらしかったです。
胸の上で貝を叩く音が聞こえたときは、思わず笑顔になりました。
ラッコは寒い海でも暮らせるように毛がとても密集していると聞き、自然の仕組みに驚きました。
カワウソは動きがとてもすばやく、仲間とじゃれ合う様子が印象的でした。
小さな体なのにとてもエネルギッシュで、見ているこちらまで元気をもらえました。
スナドリネコは初めて見る動物でしたが木に登っている姿が可愛くて思わず沢山写真を撮ってしまいました。
3種類の動物を比べると、同じ水辺で生きる生き物でも、それぞれ違った特徴や生き方があることがわかりました。
自然の多様さや、命の不思議さを感じることができ、とても貴重な体験になりました。

最終日は志摩スペイン村に行きました。
きれいな街並みや建物がたくさんあり、日本にいながら外国の雰囲気を感じることができました。
友達と一緒にアトラクションに乗ったり、写真を撮ったりして、とても楽しい時間を過ごしました。
また、班行動では時間を意識して行動することの難しさと大切さを学ぶことができました。
3日間の修学旅行を終えて、伊勢神宮や名古屋城などに行き、当時はこんな風だったんだなという気づきを得ることができました。
歴史的学習はもちろんのこと、なにより級友との仲が深まったことを実感しました。
班や部屋が同じ友人と必然的に長い時間一緒に行動するので距離も近くなります。
ものすごく仲良くなった気がします。
鳥羽水族館や志摩スペイン村もみんなと羽目を外さない程度に楽しむことができました。
時間が短い、あっという間だったと言う人もいたほどでした。
本当に、終始楽しかったです。
(中2編集委員一同)