全国の高校生たちによって「今年の一冊」を選ぶ高校生直木賞。
第12回となる今回、初めて国府台女子学院高等部の生徒が選考委員として参加しました!
参加したのは高2の読書好き5名。
今回の候補作は
月村了衛『虚の伽藍』(新潮社)
麻布競馬場『令和元年の人生ゲーム』(文藝春秋)
一穂ミチ『ツミデミック』(光文社)
伊与原新『藍を継ぐ海』(新潮社)
荻堂顕『飽くなき地景』(KADOKAWA)
と、いずれも読み応えのある面白い作品ばかりです。
2月よりそれぞれ読み進め、3月・4月と長い時間をかけて校内で議論を行いました。
高校生直木賞にふさわしい作品はどれなのか、という話し合いはもちろん、 それぞれの作品についての考察など、話し合うことでさらに作品への理解が深まっていきました。
4月に行われた地方予選において、本校の生徒が全国大会の代表者に選ばれたため、 5月に文藝春秋で行われた選考会にも参加させていただくことができました。
全国大会では集まった12校の代表生徒を中心に、候補作について熱い議論が交わされました。
参加者全員が持つそれぞれの作品への熱量の高さに圧倒されそうになる中、本校生徒も積極的に議論に参加しました。
3時間を超える議論の末、第12回高校生直木賞は月村了衛さんの『虚の伽藍』(新潮社)に決まりました!
本家直木賞同様、著者の月村さんへ電話での受賞報告を行い、選考会議は終了しました。
その後はゲストとして来てくださっていた文芸評論家の三宅香帆さんとの座談会、参加者同士の懇談会が行われ、あっという間にお開きの時間となりました。
2月から動き始め約4か月間、高校生直木賞実行委員会の皆さまには大変お世話になりました。
有意義な時間を過ごすことができ、とても感謝しております。
また、今回の経験から学んだことなどを9月の学院祭で発表する予定です。
中高図書館にて展示という形式で行う予定ですので、よろしければぜひご覧ください。