教育方針

副学院長挨拶

 

 

一つのことを極める人の考え方

 

 昨年度は、新型コロナウィルスの感染拡大の影響で、学校はもとより多くの分野の企業、産業関係者がその対応に追われました。誰がこのような状況を想定していたでしょうか。それでも日本では、昨年の暮れに「はやぶさⅡ」が、地球から2.4億kmも離れている小惑星「リュウグウ」から砂を持ち帰ったことで全世界を驚かせました。ものすごい快挙であり、科学史にその実績が永遠に刻み込まれるものと思います。

 こんなすごいことを成し遂げた「チーム ハヤブサ」のスタッフのみなさんは、これまでどんな学びを積み重ねてきたのでしょうか。

 その中の一人の津田雄一さんは、はやぶさⅡプロジェクトマネージャーを務めました。これだけすごいことをした津田さんですから、今まで宇宙工学の勉強一辺倒かと思いきや、バスケットボールやテニスなどスポーツにも打ち込んできたということです。専門の研究分野はもちろんのこと他の分野での守備範囲も広く、それゆえ危機に直面したときの対応力、応用力が群を抜いており、はやぶさⅡのトラブル回避の指示も称賛されるものとなったのかなと思います。津田さんが、宇宙科学の分野の師匠と仰ぐ中須賀さんも同じくスポーツをすることが大好きとのことです。

 また、チームのもう一人、武井さんは若干31歳。この若さで世界、宇宙を相手に自分が学んできたことをぶつけて結果を出しました。すごいことだと思います。武井さんこそ、小さい頃から宇宙のことだけ考えて勉強してきたのだろうと思ったら、津田さんと同じく、スポーツも好きで、柔道では高校時代にチームとして山形県の代表で全国大会に出場しています。その実績もあって、JAXAで柔道部を自ら立ち上げ、練習に打ち込んだそうです。武井さんは、勉強はもちろんだけれども、自分の好きなことを見つけて打ち込むことも大切ですよと子供たちに言っています。

 以上のように、何かを極める人というのは、専門の分野と別のことでも頑張っていることがよく分かります。料理の腕前がプロ級だったり、昆虫の知識が学者のようだったりする著名人もおりますが、そのような方は、おそらく、好奇心が強く、頑張ればできないことはないと信じ、バランスよくものごとを前向きに考える習慣が身に付いているのだろうと思います。

 

 子供たちは、今、たくさんの情報を吸収中です。まずは関心のあることについて、今までよりも少し深く掘り下げてみることで知的欲求は満たされていくものと思います。いろいろなことにチャレンジしてみて、そこから、本当に好きなもの、子供たち自身の夢の実現に近づく道が見つかればよいと思います。

 子供たちは、今、たくさんの情報を吸収中です。何が必要で何が不要かを考えながらということは思っていないでしょうから、まずは関心のあることについて、今までよりも少し深く掘り下げてみることで知的欲求は満たされていくものと思います。いろいろなことにチャレンジしてみて、そこから、本当に好きなもの、子供たち自身の夢の実現に近づく道が見つかればよいと思います。

小学部副学院長 押田敏郎

教育方針

人として、女性として。
大切な根っこを、6年間で築き上げる。

小学部の6年間は知性や情緒の基礎を形成する大事な時期です。
知る喜び、学ぶ楽しさを感じ、より主体的に行動できる環境を整えています。
また、仏教の教えを通して、感謝の心や思いやり、謙虚な心を養います。